住宅全焼、焼け跡から68歳夫婦?の遺体(読売新聞)
11日午前10時頃、埼玉県越生町如意、住吉正光さん(68)方から出火、木造2階建て住宅を全焼し、焼け跡から男女2人の焼死体が見つかった。
西入間署の発表によると、住吉さんは妻の和子さん(68)と2人暮らしで、ともに連絡が取れなくなっている。
同署は遺体は住吉さん夫婦とみて、身元の特定を急いでいる。台所部分が激しく燃えていたという。
・ 外国人参政権「安全保障上の議論ある」 首相、問題点指摘(産経新聞)
・ 警察への暴力相談、1月以降6回…宮城3人殺傷(読売新聞)
・ 石川議員、民主離党へ…近く小沢氏と会談し判断(読売新聞)
・ 【1都4県週刊知事】千葉 森田健作知事 初の予算編成及第点(産経新聞)
・ 国交相、10日に米大使と会談=トヨタ問題で冷静な対応要請へ(時事通信)
西入間署の発表によると、住吉さんは妻の和子さん(68)と2人暮らしで、ともに連絡が取れなくなっている。
同署は遺体は住吉さん夫婦とみて、身元の特定を急いでいる。台所部分が激しく燃えていたという。
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鳩山首相、公邸改修「和室を洋風の寝室に…」(産経新聞)
【鳩山ぶら下がり】(12日夜)
鳩山由紀夫首相は12日夜、衆院予算委員会で、首相就任時にお風呂や洗濯機を改修したと答弁したことについて、「調べてみたら、風呂は改修してなかった。実は和室を洋風にして寝室にしている。その改修費がかかっている。(答弁で)洗濯機と言ったが、そうでもなかったみたいだ。どのようにして、公邸を改修したかを理解していなかった節がある」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。
ぶら下がり取材は以下の通り。
【国公法改正案の閣議決定先送り】
−−今日、国家公務員法の改正案の閣議決定が見送られた。首相はお昼に仙谷由人国家戦略担当相、原口一博総務相と今後の協議をしていたが、閣議決定を見送った理由と今後の見通しを
「はい。私は閣議の後の懇談会でも申し上げたが、これはまだ、国家公務員法、『降格人事のところが甘いんじゃないか』ということでですね、『確かにそうだ』ということで、ここのところをキチッとやった方がよいと。今、そこの修正をしている最中でありますから、そんなに時間はかかんないと思いますが、見直しをさせることに致しました」
「ま、やはり、一方で公務員の皆さんにはやる気をもって、抜擢(ばってき)もあるぞと。しかし、そうでないときには、厳しいことが降格もあるぞ、ということをしながら、よりよい国造りのために、彼らが頑張っていただけるような状況をつくるために、また、やはり、もう少し、いいものにしていきたい。そう思っています。関係の大臣を集めて、私の方からもそう指示をしました」
【実母に資金無心?】
−−今日、衆院の予算委員会で、与謝野馨元財務相が鳩山邦夫元総務相から聞いた話として、首相が母親に『子分に配るカネが必要だ』と言って、資金提供を受けていたと指摘した。鳩山元総務相はその後、記者団に対し「私と母の会話は事実だ」と証言している。母親に資金提供を要請した事実は本当にないのか
「まったくありません。それは母に聞いていただければ分かりますから。まったくありません。大体、私があのように、しょっちゅう子分を養うためにカネがいるみたいなことを、考えたこともありませんし、そのような、考えてもいないことを言うはずもありません。したがって、これは完全な作り話であります」
「弟も、その、あと、今、私、途中で切りましたけれども、『誰が言ったか分かりません』って言ってるじゃないですか。あたかも私が言ったように与謝野さんはおっしゃってますけども、私はそんなことは断じて言っていません。そんな必要もありません」
【小林議員の幹部有罪】
−−民主党の小林千代美議員の元選対幹部が今日、公職選挙法違反の罪で有罪判決を受けた。刑が確定すれば、連座制が適用される見通しだ。小林議員は自ら辞職するなどの対応をとるべきだと考えるか。また、民主党議員の政治とカネをめぐる事件が相次いでいるが、今回の事件が党や政権の運営に与える影響について
「これは刑が確定すればという考えだから、ご本人がこれからどのようにされるかということを、やはり見る必要があると思います。それをもとに、判断する必要があると思っていますが、これからどうされるのかが、私どもにとっても判断材料になります」
【公邸の改修費】
−−与謝野元財務相に対する答弁で「公邸のお風呂を改修した」と述べたが、具体的にいくら、どのようにしたのか
「調べてみたら、風呂は改修してませんでした。したがって、お金はかかっておりませんでした。別のところ。調べてみました。いま、寝室を実は、和室を洋風にして寝室にしています。そのための改修費などがかかっています。あと、洗濯機と言いましたけども、それはそうでもなかったみたいで。どうも、私も、あまり、どのようにして、公邸を改修したかというところを理解していなかった節がありますが、やはり一番大事なことは、毎年、公邸の主が代わるのではなくて、そうすると、毎年、改修しなきゃなりませんから、極力そういう意味でも、毎年のように総理が代わること自体を変えることが経費を節減する道だなと考えます」
−−金額は?
「それは今、出す必要もないでしょ」
【議員への寄付】
−−与謝野元財務相に対する答弁で、「大体この議員の中で、私からもらった人はいません。誰にも差し上げていませんから」と反論したが、以前、平野博文章官房長官には、1000万円を寄付したと出ているが…
「(さえぎるように)それは、はいはい。それは党のお金です。党のお金を私の政治資金管理団体に入れて、そこから、平野くんの(民主党の)大阪府連の代表として、そこに1000万。したがいまして、すべて表になっている話であります。もともとは、党からのお金を、政治資金管理団体に入れて、そこを経由したという話です」
【枝野氏起用】
−−首相はこの前、枝野幸男行政刷新担当相を任命したときのぶら下がりで「民主党らしさ」を強調した。いつころのどういった姿を思い描いているのか
「うん。民主党らしさというのは、ある意味で、この国民の皆さんのために、いわゆる、政治を変えなきゃならないという原点ですね。それを、ま、彼のように、与党、野党限らず、国民のためならばなりふり構わず頑張るみたいなね。そういう精神が民主党らしさだと思ってまして、そういう発想を枝野くんは持っている思いますし、民主党自体も、国民のためにもっとある意味で集中して、国民のために働いている姿というものを見せきることが大事ではないかと。そういう意味で申し上げました」
【バレンタイン】
−−プレゼントがある。これは総理番の女子からだ。(白いケースを贈呈。そのなかには、友愛と記されたチョコレートケーキがある)
「また何かお面が出てくるんじゃないですか(笑)。あ、かわいい。ありがとう。友愛で、鳩が2羽飛んでますね」
−−一応、バレンタインでのチョコケーキを
「ありがとうございます。感謝。ありがとうございます」
−−ついでに1問だけ。この1年で、甘いケーキを前にして、一番苦かった思い出は何か
「この1年、甘いケーキを前に、苦い思い出ですか。何か非常に皮肉的で面白い話ですけど、やはり、苦い思い出、いろいろ有ります。自分なりに精いっぱいやってきているつもりですが、それが必ずしも国民の皆さんに、任せてもらえないなぁというとき、つらい思い、苦い思いをかみしめています。しかし、甘い思い出もたくさんありますから。あの、みなさんに、こういう大変甘いケーキをいただいていること、感謝します。ありがとうございます」
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「ま、やはり、一方で公務員の皆さんにはやる気をもって、抜擢(ばってき)もあるぞと。しかし、そうでないときには、厳しいことが降格もあるぞ、ということをしながら、よりよい国造りのために、彼らが頑張っていただけるような状況をつくるために、また、やはり、もう少し、いいものにしていきたい。そう思っています。関係の大臣を集めて、私の方からもそう指示をしました」
【実母に資金無心?】
−−今日、衆院の予算委員会で、与謝野馨元財務相が鳩山邦夫元総務相から聞いた話として、首相が母親に『子分に配るカネが必要だ』と言って、資金提供を受けていたと指摘した。鳩山元総務相はその後、記者団に対し「私と母の会話は事実だ」と証言している。母親に資金提供を要請した事実は本当にないのか
「まったくありません。それは母に聞いていただければ分かりますから。まったくありません。大体、私があのように、しょっちゅう子分を養うためにカネがいるみたいなことを、考えたこともありませんし、そのような、考えてもいないことを言うはずもありません。したがって、これは完全な作り話であります」
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石川議員は政倫審で弁明を=社民(時事通信)
社民党は9日午前、国会内での幹部協議で、政治資金規正法違反罪で起訴された石川知裕民主党衆院議員の衆院政治倫理審査会での弁明が必要との認識で一致した。
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・ 規正法改正、公明案に否定的=平野官房長官
・ 小沢氏の記者会見要旨
・ 衆院予算委の詳報
・ 自民、与党分断へ社民に矛先=首相は公明に秋波
・ 石川議員、小沢氏と会談へ=鳩山首相(時事通信)
・ 支持率「気にしない」=自民総裁(時事通信)
・ <長谷川等伯展>出品の国宝2点搬出 京都・智積院から(毎日新聞)
・ 志賀高原で雪崩、ホテルに流れ込み2人けが(読売新聞)
・ <河野氏>「質問取り」OK 自民の「要旨通告」に疑義 (毎日新聞)
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石川議員の辞職勧告案で対立=民主、採決要求を拒否−衆院議運委(時事通信)
衆院議院運営委員会は8日の理事会で、自民党など野党が提出した石川知裕民主党衆院議員に対する議員辞職勧告決議案の取り扱いを協議した。野党側は速やかに本会議へ上程して採決するよう求めたが、民主党は拒否し、物別れに終わった。
理事会で自民党は、政治資金規正法違反罪で起訴された石川議員について「国民を欺いたことになり、議員辞職に相当する」と主張。公明党も同調した。共産党は「(石川議員は)辞職に相当する」としながらも、「国会として本人から話を聞くべきだ」として、決議案採決に先立ち石川議員らの証人喚問を行うよう求めた。
これに対し、民主党は「自ら進退を決するべきもので、勧告決議案を突き付けるものではない」として、採決には応じない考えを示した。
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・ 〔用語解説〕「政治資金収支報告書の虚偽記載罪」
・ 政治資金規正法改正に意欲=鳩山首相
・ 鳩山首相、小沢氏続投を確認
・ 小沢氏、首相と会談=不起訴受け対応協議
・ 石川議員の辞職否定、事実上容認=平野官房長官
・ 首相動静(2月8日)(時事通信)
・ 小沢氏、質問に答えず(時事通信)
・ 田村参院議員、民主党入党へ…参院会派で半数に(読売新聞)
・ 京都・木津川市副議長らを逮捕 虚偽の建設業許可申請容疑で奈良県警(産経新聞)
・ 大雪と強風 北日本から北陸の日本海側で 交通機関に乱れ(毎日新聞)
理事会で自民党は、政治資金規正法違反罪で起訴された石川議員について「国民を欺いたことになり、議員辞職に相当する」と主張。公明党も同調した。共産党は「(石川議員は)辞職に相当する」としながらも、「国会として本人から話を聞くべきだ」として、決議案採決に先立ち石川議員らの証人喚問を行うよう求めた。
これに対し、民主党は「自ら進退を決するべきもので、勧告決議案を突き付けるものではない」として、採決には応じない考えを示した。
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外国人参政権「安全保障上の議論ある」 首相、問題点指摘(産経新聞)
鳩山由紀夫首相は9日の衆院予算委員会で、永住外国人に対する地方参政権(選挙権)の付与について「国益につながる議論はある。例えば基地の問題や安全保障の議論があるかもしれない」と述べ、参政権付与によって、国の安全保障に問題が生じる可能性があるとの認識を示した。首相が国防上の観点で参政権付与の問題点を指摘したのは初めて。
自民党の高市早苗元沖縄・北方担当相が、参政権を与えられた外国人の意思で地方自治体の首長選や住民投票の結果が左右され、国益に悪影響を及ぼす懸念をただしたのに答えた。
首相は政府提案による付与法案の今国会提出に関しても、「内閣の内部でまだ考え方が1つにまとまっていない。各党でも意見を一致させていかなければならず、あまり強引に行ってもいけない」と、慎重な姿勢を示した。
これに対し、北沢俊美防衛相は参政権の付与に賛成する考えを表明した。母国の国防義務を負う在日韓国人や中国人に日本の地方参政権を与えた場合の安全保障上の影響についても、「危険性はないと思う」と述べた。
一方、首相は平成7年2月の最高裁判決のうち、拘束力を持たない傍論部分で「地方選挙権の付与は禁止されない」とされたことに触れ、「私どもの解釈では憲法に抵触しないという判断を有している」と述べ、地方参政権付与は合憲との解釈を示した。
この判決の本論部分では憲法15条が定める選挙権について、「わが国に在留する外国人に及ばない」としている。さらに憲法93条で地方参政権を持つと定められた「住民」は「日本国民」を意味するとして、外国人の参政権を否定している。
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自民党の高市早苗元沖縄・北方担当相が、参政権を与えられた外国人の意思で地方自治体の首長選や住民投票の結果が左右され、国益に悪影響を及ぼす懸念をただしたのに答えた。
首相は政府提案による付与法案の今国会提出に関しても、「内閣の内部でまだ考え方が1つにまとまっていない。各党でも意見を一致させていかなければならず、あまり強引に行ってもいけない」と、慎重な姿勢を示した。
これに対し、北沢俊美防衛相は参政権の付与に賛成する考えを表明した。母国の国防義務を負う在日韓国人や中国人に日本の地方参政権を与えた場合の安全保障上の影響についても、「危険性はないと思う」と述べた。
一方、首相は平成7年2月の最高裁判決のうち、拘束力を持たない傍論部分で「地方選挙権の付与は禁止されない」とされたことに触れ、「私どもの解釈では憲法に抵触しないという判断を有している」と述べ、地方参政権付与は合憲との解釈を示した。
この判決の本論部分では憲法15条が定める選挙権について、「わが国に在留する外国人に及ばない」としている。さらに憲法93条で地方参政権を持つと定められた「住民」は「日本国民」を意味するとして、外国人の参政権を否定している。
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証明書「元局長から手渡し」=障害者団体元代表が証言−大阪地裁(時事通信)
障害者割引郵便悪用事件に絡み、虚偽有印公文書作成罪などに問われた厚生労働省元局長村木厚子被告(54)=休職中=の第3回公判が3日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。自称障害者団体「凛(りん)の会」元代表倉沢邦夫被告(74)=同罪などで起訴=が証人出廷し、虚偽の証明書を村木被告から直接受け取ったと述べた。
倉沢被告は検察側の尋問に対し、2004年に厚労省内で村木被告に面会し、「証明書を頂きに来た」と伝えると、村木被告は「ご苦労さまです」と言って、同省の封筒の上に載せた証明書を手渡したと証言した。
ただ、その際、村木被告が「何とかご希望に沿う結果にしました」と述べたとする検察側主張は否定。村木被告が証明書発行前、倉沢被告の要請で旧郵政公社幹部に電話したと検察側が主張した点についても、「お願い自体していない」と述べた。
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下水処理水を輸出=中東などの農・工業用−空荷のタンカーで輸送・国交省検討(時事通信)
国土交通省は、地方自治体の下水処理水を水不足の中東諸国などに輸送し、農業・工業用水として利用してもらう事業に乗り出す。空荷のタンカーや貨物船のバランスを保つ「バラスト水」として運ぶことで、輸送コストは低く抑えられるという。既に自治体などと共同で検討会を設置しており、2010年度以降、事業化に向けた詳細な調査に取り組む方針だ。
下水処理水は、国内では公園のせせらぎや水路の用水などに利用されているが、再利用率は約1.5%にとどまり、多くは未活用のまま河川や海に放流されている。
これを、石油、鉄鉱石などを輸入するため日本から空荷で出航する船にバラスト水として注入し、相手国に輸送する。相手国では農場で散布する水に使ったり、工場の機械冷却水に活用したりしてもらう。
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下水処理水は、国内では公園のせせらぎや水路の用水などに利用されているが、再利用率は約1.5%にとどまり、多くは未活用のまま河川や海に放流されている。
これを、石油、鉄鉱石などを輸入するため日本から空荷で出航する船にバラスト水として注入し、相手国に輸送する。相手国では農場で散布する水に使ったり、工場の機械冷却水に活用したりしてもらう。
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<深谷市長選>小島進氏が現職破り初当選(毎日新聞)
任期満了に伴う埼玉県深谷市長選は7日投開票され、前県議の小島進氏(49)=民主、みんなの党、連合埼玉推薦=が、現職の新井家光氏(54)を破り、初当選を果たした。
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新幹線事故 ボルト4本付け忘れ パンタグラフ交換の際(毎日新聞)
東海道新幹線新横浜−小田原間の下り線で1月29日、架線が切れて停電し3時間以上運転がストップした事故で、JR東海は1日、現場を停電直前に通過した東京発名古屋行き「こだま659号」(16両編成)のパンタグラフを1月27日に交換した際に、ボルトを付け忘れた作業ミスが原因だったと発表した。上部の部品が外れ、支えるアーム部分が浮き上がって架線を切断したという。同社のずさんな検査補修体制が浮き彫りになった。
パンタグラフは、トロリー線から受電する擦り板部分の「舟体」(幅1.9メートル、重さ約12キロ)と、舟体を固定するアーム部分の「上枠」(長さ1メートル、重さ約12キロ)で構成。同社が「こだま659号」を調べた結果、12号車のパンタグラフは絶縁部のガイシを除き、すべて吹き飛んでいた。舟体は4本のボルトで上枠に固定するが、見つかった部品には固定した痕跡がなかった。
同社によると、この車両は1月27日の検査で舟体に摩耗が見つかり、東京の大井車両基地で12号車と6号車の舟体を交換した。作業は2人で実施し、1人が最終確認をしたが、ボルトの付け忘れには気付かなかった。同社は、舟体が外れて上枠が浮き上がり、線路脇の電柱から架線をつるアームに激突し、トロリー線をつって水平に保つ補助吊架(ちょうか)線を切断したと断定した。
また、この車両は事故発生前にも29日午前6時20分東京発新大阪行き、同10時7分新大阪発東京行きの「ひかり」として営業運転していたという。
作業員は「取り付けたと思った」と説明しているが、交換部品を大量に所持していたため、使用した部品の数が分からない状態だった。このため同社は、部品の数量管理を厳正化し、作業記録を改良してチェック体制を強化する。【斎藤正利】
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「背中を刺された。息苦しい」…被害者の“声”にも被告は無表情(産経新聞)
【秋葉原17人殺傷 第2回】(4)
《加藤智大(ともひろ)被告(27)は秋葉原無差別殺傷事件に使ったダガーナイフ以外にも、複数のナイフを所持していた。検察官は、それを一本一本、本人に示して確認していく》
検察官「続いて折りたたみナイフを示します」
《検察官が透明のプラスチックケースに収められたナイフを加藤被告に向けて掲げる》
検察官「このナイフに見覚えがありますか」
加藤被告「はい」
《加藤被告は消え入りそうな小さな声で答えた》
検察官「事件当時、このナイフは、あなたが着ていたジャケットの内ポケットに入っていたということでよろしいですね」
加藤被告「はい」
検察官「続いてユーティリティーナイフを鞘と一緒に示します。ナイフも鞘も見覚えがありますね」
加藤被告「はい」
検察官「現場では靴下の中に入れて所持していましたね」
加藤被告「はい」
検察官「あなたの物ということで間違いないですね」
加藤被告「はい」
《検察官はさらに加藤被告が、トラックの中に置き残したナイフ2本を示す。検察官が、加藤被告がナイフの所有者だということを確認すると、加藤被告は無表情で「はい」とのみ答える》
検察官「これまで示したナイフと鞘は、あなたが所有権を放棄して、検察庁に処分を任せるということでよろしいですか」
加藤被告「はい」
《続けて村山浩昭裁判長ら裁判官3人が、プラスチックケースに入ったナイフ5本を順番に手に取り、丹念に眺めた》
《ここで検察官は、加藤被告のトラックが秋葉原の交差点に突入した直後、交差点へ向かっていった被害者のEさん、Fさんの様子などをモニターに映し出すと宣言する。2人は加藤被告に刺され、死亡した被害者で、現場近くの防犯カメラで撮影された映像とみられる。しかし、法廷の大型モニターの電源は落とされているため、傍聴席からは見えない。裁判官、検察官、弁護人それぞれの席に設置された小型モニターにのみ映像が映し出されているようだ》
検察官「平成20年6月8日、午前11時からEさんの状況を写したものです。右側の赤い矢印で示されているのがEさんです」
《映像には、Eさんが大型家電店の出入り口から出たり入ったりするなどしている姿が写っているようだ》
検察官「続いて店外に設置されていた防犯カメラの映像を示します」
《大型モニターの電源は落とされたままで、法廷内は水を打ったような静けさに包まれている》
《小型モニターの映像にはEさんとFさんが、現場交差点に突入した加藤被告のトラックを見て驚いている様子や、交差点方向に向かっている姿などが映し出されているようだ》
検察官「これまで示したのが(加藤被告のトラックが秋葉原の交差点に突っ込んだ直後の)午後0時33分30秒ごろまでの映像です」
《ここで再び、証拠書類の調べに戻る》
検察官「次に(加藤被告に刺された)Fさんが平成20年6月8日午後0時30分ごろにした119番通報の内容を明らかにしたものを示します」
「『刺された、背中をナイフで刺された。○○電機(秋葉原の電機店の実名)の近く。私が刺された。息苦しい』」
《生々しいFさんの声が読み上げられる。Fさんはその後、失血死している。息をのんで検察官の読み上げを聞いている傍聴人たち。しかし、加藤被告は相変わらず無表情で前方を見つめたままだ》
=(5)に続く
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加藤被告「はい」
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加藤被告「はい」
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